ドゴン族(Dogon)はマリ共和国の中部、首頭のバマコ市から約700キロ離れており、バンディアガラの断崖の「ドゴン人の地」(「ドゴン人の国」)に居住する少数民族です。ドゴン族の人口は約25万人。歴史的にはドゴンの村々は約1000年前にイスラム教の改宗から逃れるために人里離れ、断崖に囲まれ、かつ水源のある場所を選んだとされています。バンディアガラの断崖、及びドゴン族の地はドゴン族の文化を保持するために、ユネスコの世界遺産に登録されています。ドゴン族の仮面踊り(仮面ダンス)、木彫り、独特な建築や3月の魚祭りが特に有名です。マリ共和国には、ドゴン族が居住しいている断崖絶壁「バンディアガラの断崖」は1989年に世界遺産に登録されました。切り立った崖の中腹や上にも居住エリアがあり、そこに至るまでの道のりは非常に険しく危険であるため、観光に訪れる際はかなりの疲労を覚悟しなければいけません。しかしながら、バンディアガラの断崖にはユニークな建物群や、ドゴン族の象徴ともいうべき仮面、またその仮面を使った祭りなど様々な魅力が詰まっています。